廃業した漫画家が、会社員になって家計を再生するのだ

標準体重と老後の安定を目指しています。

ボクらと少年ジャンプの50年(NHK BS1)

たまたまテレビつけたら見ちゃったんですが。(いつもは見ない時間帯)

www.nhk.or.jp

 

最近は、漫画家さんに密着取材みたいな番組も、心が痛くて我慢できなくなって、見ないようにはなっていたのですが。つい最後まで見たね。

 

 少年ジャンプ編集部(物理)

私はボンクラでして、つい最近Google mapを見て知ったんだけど、

 

26歳くらいから10年前後、飛び飛びではあるけれど校正のアルバイトをしていた会社が、なんとジャンプ編集部の斜め向かいあたりのビルだったのね。

 

ほんと、知らなかった。集英社っていったら小学館の隣のビルだと思ってたんだけど、そこは広告部だかで、集英社といっても部署によっていくつかあるみたい。

 

こんな生活圏のすぐ近くに、荒木飛呂彦先生とかがもしかして生身で来ていらっしゃったかもしれないとは……、いや、売れてる漫画家さんが編集部に行くことなんてめったにないんだろうけど、少なくとも新人の頃とか1回くらい来たことあるんじゃない?

 

自分がデビューするために、いくつかの出版社に持ち込みを何回かした私だが、少年ジャンプで描けるとはとうてい思ってなかったので、編集部の場所とか、まったく調べたことなかった。

 

弟が買ってたので、アンケートハガキや懸賞なんかも出してなかったし。いやでも、ファンレターは出したことあったかなぁ。

 

私はいわゆるジャンプ黄金期に読者だった人間で、ジャンプ漫画にはとってもドップリだったんだけど、女子ゆえにバトルやトーナメントにはあまり興味がなく、アクションも描けなくて、自分が描くんだったら少女漫画かな、と思っていた。

 

少女漫画というか、成長するにつけ「ガロみたいなの」。を嗜好するようになっていったんだけど。(お若い方へ:雑な言い方をすると、いわゆるサブカルです)

 

そんな感じで、あんまり本気で少女漫画も読んでないのに少女漫画でデビューしたいという、本気で少女漫画を愛する人たちからしたら「ナメるんじゃねぇ」という、投稿活動を続けていた。今も、正直、何が描きたいんだかわからねえ。

 

いや描きたいものはあるんだけど、どの文法で、どの手法で、どこの戦場で戦ったらいいのかよくわからない。ネットでジャンル限らずに公開していくのが、今にしてみたら合うのかもしれない。

 

雑誌が先か作品が先か

描きたいものは、家族のかなしさです。レディコミなのかな。でもレディコミって真面目なのもあるけど、ご近所トラブル鬼嫁!! みたいなのも多く、尻込みしてしまう。

 

あと、いきなりレディコミでデビューする人ってのは少ない気がしてて、少女漫画で描いてた作家さんが大人になって雑誌のカラーに合わなくなって移籍してくる、だから大御所ばっかり、ってイメージがございます。

 

まあ、しのごの言ってねーで、そこで描きたきゃ投稿するにせよ持ち込みするにせよ、何か動けって話ですね。

 

ちなみに持ち込みしたのは、白泉社「花とゆめ」、青林堂「ガロ」です。覚えているのでは。

 

白泉社では編集さんの名刺ももらえなかったな。箸にも棒にも引っかからなかったのであろう。

 

絵がヘタ(今さら)

当時から私は絵がヘタで、漫画家だったときもずっと絵がヘタって言われてて、なんか伝説の編集者みたいな人に「アドバイスください」って言ったときも、「あなたはとにかく、絵」って言われた。

 

廃業して、まわりがプロ漫画家ばかりじゃなくなって、そしたら絵を描くたびに全員に「すごい、うまい!!!」と絶賛されるので、心にみるみる潤いが満ちてくる昨今です。

 

いや、本当にうまい人の中ではうまくないのはもう身にしみてわかっているのだけれども、やっぱり、うまいと言われると素直に嬉しい。

 

ほんと、十数年くらい、けなされてばっかりで、直されてばっかりで、すんごい年若い先生からもご指導されてばっかりで、ダメ出しされてばっかりで、

 

ほんとね。ほんと、うまくなるしかない。その世界。で生きていくのなら。

 

ちょっと、疲れた。

 

のでした。

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