漫画家アシスタントになるための2つのルート
漫画家の仕事がなくなってきて、ほかの先生んとこへアシスタントに行きだした頃だった。
漫画家アシスタントになるには
ちなみに、漫画家のアシスタントをするには、どっかの雑誌に漫画作品を投稿したあとに、編集部に紹介してもらえるよう頼む場合と、
(投稿作品がすなわち自分の名刺代わりというか、どんなレベルの絵が描けるのかのサンプルとなる。いきなり素人はやはり使ってもらえない。アシスタントを頼むのは多くの場合が、いわゆる修羅場、締切前のギリギリ忙しい時だ)
アシスタントと漫画家のマッチングサイトで探す場合がある。
GANMO - 漫画家さん×アシスタントさんマッチングサービス -
↑いずれも利用上の注意をよく読み、詳細に理解し、他の人に迷惑をかけないよう利用してください。
(「お金をもらって仕事に行く」ので、バイトをしたこともないような学生さんは、もっと場数を踏んでから参加を考えてくださいね)
デビューできない人とは
そんな感じで、行ってた先生のとこで、聞いた話、
「とっても絵も上手いしお話もおもしろいし、スゲー才能あるって素人さんから原稿を見せてもらった。でも、どの話も完成してない」んだって。
完成してない、って「芸術的に未熟なとこがある」って意味じゃなく、「1話が終わりまでいってなくて、途中までしか描いてない」って意味ね。
そういう人はどうも多いらしくて、自分で納得いかなくても、1話を完結させられないと、編集にも見てもらえないし、一般の読者さんにも読んでもらえない。
なんか、すごくもったいないねぇ。という会話をした。
非常にわかる……。
私も編み物とか始めて、最初はウキウキやってんだけど、
途中でやめたが最後、いつかやろう明日はやろう、とは思いつつ、
なんか結局、季節が一巡しちゃうことって、何回もあったもの。
たぶん、自分でたのしんでやってることほど、そうなんだよね。
私は漫画の場合は、早くプロデビューしたい、誰かに認められたい、という気持ちがものすごく強かったんで、
「自分でたのしむ」という視点は、ちょっとあとまわしになっちゃってた面がある。とくに、年齢が上がって、デビューできなくてキリキリし始めた頃はとくに。
「とにかく(編集部に)ウケるもの!」と考えて描いてた。
それはプロとしては大事なことなんだけど、同時に自分も描いててたのしくないと、のちのち自分の心を非常に苦しめることになります。どちらも大切なんですよね。
作品を終わらせるには
まあそんな、編み物に関しては過去の失敗を肝に命じて、大人になってから手芸する場合は、一気にぐわぁーっとやっちゃうことにしてる。
できれば、一晩で終わらせる。それができなければ、いったん寝て、また次の日に同じテンションでぐわぁーっとやる。終わらせるまで毎日そのテンションでやる。
長くても3~4日くらいでカタをつける。そうじゃないと、またほっぽっとく感じになります。おそらく。
そんな感じで、これもコツというかあまり意識してはいなかったけど、漫画のネームも、私は2~3日で集中して終わらせるようにしている。
(※ネームとは、漫画のもとになる台本とか脚本みたいなもの)
逆に何週間もネームしてたら、わけわかんなくならないか?
んで、気分転換に最初の部分だけ下描きして、ペン入れして、
ってやってるから、終わらないのではないだろうか。
とか、思いました。
なんか、途中でほっぽりがちなことは、苦しくても集中して最後までいったん、終わらせてみよう!
納得がいかない部分は、それからまた考え直して手直ししたりしよう!
という、ご提案でした。
ちなみに、綿100%の毛糸は、ちょっと細めのものが多いけど、
チパチパしないので、汗をかいても不快じゃなくて良いですよ。